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ファーマコビジランス どんな人が向いている?

turned off macbook pro near a cup of coffee ファーマコビジランス
Photo by Александар Цветановић on Pexels.com

未経験で転職する際、その職種が本当に自分に向いているのかわからず、不安になることがあると思います。
とくにマイナーな職種だとネット上の情報にも限りがあり、より判断が難しいと思います。
今回はファーマコビジランス(以下、PV)に向いているのはどのような人なのかご紹介いたします。

ファーマコビジランスに向いている人 5選

今までに仕事をしていて個人的にPVに向いていると感じる人の特徴をご紹介します。
仕事ができる先輩や上司は以下の特徴に当てはまることが多いです。

1.正確に仕事ができる人

PVでは各会社ごとに手順書があり、その手順書に沿って仕事を処理していきます。
手順書はGVP省令などの各法規制に基づいて作成されているため、手順書を逸脱してしまうと、法規制から逸脱してしまう恐れがあります。
そのため、手順書を正確に理解して、手順書通りに業務を遂行できる人が求められています。
また、PVの業務はルーチンワークが多く含まれています。
どうしてもルーチンワークだと慣れたころにミスがでやすくなってしまいがちですが、ルーチンワークであっても常に緊張感をもって、正確に仕事ができる力が必要になります。

手順書も万能ではないので、手順書にないケースに陥ることも…。
臨機応変に対応するためにも、まずは基本の手順書の内容を正確に理解しておかないといけません。

2.優先順位をつけて仕事ができる人

PVではPMDAなどに報告するのに報告期限が定められています。
報告期限を守るために、各企業では手順書にそれぞれの業務の期限を細かく決めていることが多いです。
1つの症例を報告するまでには多くの人が関わります。
どこか1工程でも期限を守っていないと、のちの作業の人の持ち時間が減ってしまったり、最悪の場合は報告遅延になってしまう恐れがあります。
自分の担当している症例の期限がいつなのか、常に意識して仕事ができる力が必要になります。

有害事象の重みによって報告期限が変わるので、あとから入手した症例のほうが報告期限が短いなんてことも…。
常に優先順位を意識して計画的に業務を進めていきます。

3.変化に対応できる人

PV業務に関わる法規制は頻繫に改訂されます。
そのため、社内の手順書もこれに併せて頻繫に改訂されます。
手順書が改訂されると今までのやり方では通用しないことも多々あります。
また、変更点について正確に理解していないと業務についていけないことも…。
PV業務はルーチンワークが多いですが、変化することも多いという両極端な面を持ち合わせています。

じつはGVP省令や薬機法は頻繫に改訂されます。
多くの企業では、そのたびに研修が組まれるので、しっかり学習して、自分の業務に落とし込む必要があります。

4.英語に抵抗がない人

PVの業務は安全性情報(有害事象の報告)の収集から始まります。
安全性情報は自社のMRや医療従事者からの報告だけでなく、学会や論文からも収集する必要があります。
特に学会誌などに掲載される論文は英語で記載されていることが多く、日常的に英語を目にします。

また、外資系企業だけでなく、内資系企業でも英語を利用します。
内資系企業でも海外に拠点がある会社や、自社の薬を海外で別の会社に依頼して販売している場合は、相手とのやりとりで英語でメールを送ることも。
また、外資系企業だけでなく、内資系企業でも英語を利用します。
内資系企業でも海外に拠点がある会社や、自社の薬を海外で別の会社に依頼して販売している場合は、相手とのやりとりで英語でメールを送ることも。
会社によっては翻訳業務の方がいらっしゃることもありますが、ある程度は自分で読めるようにしておかないと、仕事がしにくいので、英語が苦手な方はまずは英語への抵抗をなくすようにしましょう。

必要な英語力としては
リーディング≧ライティング>リスニング、スピーキング
なります。

5.勉強熱心なひと

安全性情報は医薬品や疾患について専門用語を用いて記載されています。
その専門用語を理解して、症例を正しく評価する必要があるため、医薬品や疾患に対する勉強は常に続けていないといけません。
また、「3.変化に対応できる人」でもお伝えしたように、関連法規制や手順書は頻繫に改訂されます。
改定の度に内容を正しく理解して業務を行わないといけません。
これらの変化についていくには常に勉強し続けることが大切になります。

ほかにも、英語の勉強や他社の新製品についても勉強や情報収集をしています。
勉強が苦だとPV業務が厳しいかもしれません…。
それくらい、勉強が大切な職種です。

さいごに

今回はPV職に向いている人についてご紹介しました。
すこし厳しいこともお伝えしましたが、1から3の項目は実際に業務をしていくうちに徐々に慣れていくので、そこまで身構えなくても大丈夫です。
転職前はぜひ「英語」と「勉強」が苦ではないか考えていただくといいと思います。
PV職を目指している方に少しでも参考になりましたら幸いです。

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