みなさまはITには強いでしょうか?
偏見かもしれませんが、薬局薬剤師の方は業務上、薬歴以外でPCに触れる機会があまりないため、苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
わたしも薬局勤務時代は同じ状況でしたが、企業に転職すると周りの方々は基礎知識としてITの知識を備えている方が多くいることがわかりました。
このままではまずいと思い、転職後に独学でITパスポートの勉強をしました。
今回はITパスポート受検に向けて行った勉強方法についてご紹介します。
これを読めば、IT知識0でも合格できそう!と感じられると思います。
ITパスポートとは
ITパスポートとは独立行政法人情報処理推進機構のHPでは以下のように説明されています。
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
iパスとは(ITパスポート試験 – 独立行政法人情報処理推進機構HPより)
つまり、ITパスポートを持っていると「社会で必要な基礎的なIT知識を持ち合わせています。」
という証明ができるのです。
ITパスポートの概要
試験の概要は以下の通りです。
詳しくはITパスポート試験ー独立行政法人情報処理推進機構のHPでご確認ください。
試験日・会場 | 全国の試験会場で随時実施 |
受験資格 | 年齢・国籍を問わず誰でも受験可 |
試験料 | 7,500円 |
試験時間 | 120分 |
問題数 | 100問 |
出題方式 | CBT方式・四肢択一式 |
出題範囲は3つの範囲から出題されます。
- ストラテジ系(経営全般)・・・35問程度
- マネジメント系(IT管理)・・・20問程度
- テクノロジ系(IT技術)・・・45問程度
3つの範囲の中でも「ストラテジ系」はお金や法律などのほかに在庫管理の考え方なども学ぶため、
実は薬局で働く方も勉強していて損がない資格なのです!
ITパスポートは無料で学習できるコンテンツがたくさん!
実はわたしはITパスポートの受験勉強はほぼ0円で完結しました。
メインで使用した教材(コンテンツ)は
- YouTube
- 過去問道場
の2点です。
1度どうしてもわからない箇所を本で確認したかったため、カフェ併設の本屋さんで参考書を読みましたが、基本はYouTubeと過去問道場という無料で使える過去問サイトで勉強していました。
おすすめのYouTubeチャンネル
今はYouTubeで有識者の方が有益な情報を動画で配信してくださっています。
わたしが勉強するのに使った中でも特におすすめのチャンネルをご紹介します。
1.ITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報科】
このITすきま教室【ITパスポート.基本情報技術者試験.高校情報科】というチャンネルは東進ハイスクールで情報学・ITパスポート試験を担当する渡辺さき先生による動画を視聴できるチャンネルです。
こちらのチャンネルではITパスポートに必要な知識を5分程度の動画にまとめて解説してくれます。
他のチャンネルでは過去問の解説をベースに教えてくれる動画が多いなか、
ITすきま教室では参考書のように単元ごとに説明してくれます。
それも知識0の初心者でもわかりやすい言葉で解説してくださっているので、
参考書を読むよりもイメージがつきやすく、知識として吸収しやすいなと感じました。
このあたりの内容は知識0で参考書を読むと挫折してしまいそうですが、動画だと非常にわかりやすいです!
ITすきま教室ではYouTubeの他にもアプリや書籍もあるので、YouTubeと併せて活用してもよさそうですね。
2.ITパスポート 絶対合格の講座
こちらのチャンネルはITパスポートの参考書を探していたらまず目に入る「ITパスポート 絶対合格の教科書」の著者が手掛けるYouTubeチャンネルです。
こちらのチャンネルも1動画5分程度なのでスキマ時間で学習できます。
全体を網羅しているわけではありませんが、ITパスポートで特に重要な事柄についてピックアップし、
アニメーション形式の動画で解説されています。
筆者はこの2本の動画をメインにインプット作業を行ってきました。
過去問道場は解説も丁寧!
インプット作業はYouTubeで行い、アウトプット作業は過去問道場という無料で利用できる過去問サイトを活用しました。
このサイトではとにかく問題を解きまくりました。
このサイトのすごいところは無料なのに解説が充実しているところです。
正解を示してくれるだけでなく、周辺知識まで解説しています。
なのでこのサイトではアウトプットだけでなく、インプット作業もできるのです。
問題を解いたあとは解説をじっくり読みましょう。
具体的な勉強方法
筆者は約1ヶ月勉強してからITパスポートを受検しました。
勉強方法を時系列順にご紹介します。
【1週目から2週目】とにかく動画を視聴
知識0のためとにかくインプット作業に時間を使いました。
さきほどご紹介した2つのYouTubeチャンネルはどちらも動画が1本あたり5分程度なので、
スキマ時間を活用してとにかく動画を見まくりました。
【3週目】過去問に取り掛かりつつ動画を視聴
動画をだいたい1周したタイミングで過去問に取り掛かりました。
過去問道場では出題範囲を絞れるのでまずは分野ごとに絞って過去問を解いていました。
3つの分野の中でも比較的取り掛かりやすい「ストラテジ系」から解いていくことをおすすめします。
また、動画を1周視聴しただけでは定着しないため、自信のない分野は2周目の視聴に入りました。
【4週目】ひたすら過去問を解く
動画の内容をだいたい理解したあとは、ひたすら過去問を解きました。
解く→解説読むの繰り返しです。
わたしは、間違えた問題はエクセルに記録して、よく間違える内容については動画で再度知識の確認をしました。
こうすることで、知識を定着しつつ、試験問題にも慣れることができます。
IT知識0でも独学でITパスポート合格可能!
IT知識0でもほぼ0円で勉強し、無事にITパスポートに合格することができました。
比較的短時間で勉強できるので、たまには薬以外の勉強をしてみたい方にもおすすめです。
また、いつか転職したいと考えている方はITパスポートを取得すると、企業に対して自身のIT知識を証明することができます。
YouTubeなどで楽しく勉強できるコンテンツがたくさんあるので、興味をもった方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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